手に余る(読み)てにあまる

精選版 日本国語大辞典 「手に余る」の意味・読み・例文・類語

て【手】 に 余(あま)

自分の力では及ばない。手に負えない。手に合わない。
愚管抄(1220)六「頼朝も手にあまりたる事かなとも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手に余る」の意味・読み・例文・類語

あま・る

物事が自分の能力以上で、その処置ができない。手に負えない。「―・る難問
[類語]てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する途方に暮れる手を焼く持て余す手に負えない手が付けられない手が掛かる世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい・度し難い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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