デジタル大辞泉 「手子摺る」の意味・読み・例文・類語 てこ‐ず・る【手子×摺る/×梃×摺る】 [動ラ五(四)]取り扱いかねて、もてあます。手にあまる。処置に困る。また、解決に手間取る。「いたずらっ子に―・る」「交渉に―・る」[類語]苦労・困る・弱る・参る・窮きゅうする・困こうずる・苦しむ・困り果てる・困りきる・困りぬく・困却する・往生おうじょうする・難儀する・難渋なんじゅうする・閉口する・困惑する・当惑する・途方に暮れる・手を焼く・手に余る・持て余す・手に負えない・手が付けられない・手が掛かる・世話が焼ける・始末に負えない・始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい・度し難い 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「手子摺る」の意味・読み・例文・類語 てこ‐ず・る【手子摺・梃摺】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 もてあます。扱いかねる。処置に困る。[初出の実例]「青本がいるをそしらぬ顔でとおるむかふから、親分の唐紙表紙きたるゆへ、てこずる」(出典:黄表紙・御存商売物(1782)中)「跡でかかる医者に尻を拭はせ、手こづらせるやうなことが幾らか有る」(出典:志都の岩屋講本(1811)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例