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建築金物 けんちくかなもの

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世界大百科事典 第2版の解説

けんちくかなもの【建築金物】

建築に使用される金属部材のうち,構造材,屋根等の被覆材,配管設備機器等に用いられるもの以外をいう。蝶番(ちようつがい∥ちようばん),把手(とつて)などがその典型であり,実用本位のものと装飾性を重視したものに大別され,前者を機能金物,後者を装飾金物と呼ぶことがある。建築装飾
[西洋]
 建築金物の使用は,前5000年のエジプト時代に銅製の家具用金物の使用例が見いだされるほどに古く,ブロンズ(青銅)も前4000年ころにはピラミッド内部で棒材として使用され,鉛も前3000年ころから使用されていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

建築金物
けんちくかなもの

一般の建築物に用いられる金物類の総称で、建物の構造部分に使われる継手金物、窓や扉など開口部の開閉や制御に用いられる建具金物、そのほか壁下地などに用いられるラス類、階段の滑り止め用具、雨樋(あまどい)の受け金具などの飾り金物も含まれる。
 構造用金物のなかには、木構造に使われる羽子板(はごいた)金物、箱金物、アンカーボールトなどがあり、最近では火打ち土台や火打ち梁(ばり)にも使われている。また木造トラスを組むときには各種のジベル、ジョイント金物が使われる。そのほか、かすがい、リベットや、構造的ではない換気口のグリル、暖炉や階段の手すり金物など、その種類も多い。
 建具金物は建具に用いられる金物で、錠やかんぬきのように開口部の出入りを制御する金物と、窓や扉の開閉が円滑に行われるための戸車、丁番(ちょうつがい)、また建具の位置を制御するためのクローザー、ストッパーなどがあり、これらの金物には開き戸用、引違い用、上げ下げ用などがある。また付属金物としてガードチェーン、建具に取り付けられる引き手や取っ手の類、サッシ用のクレセント(締め金具)、また金物の機能に対して装飾的なものを付加した飾り金物もある。これらのなかでも錠については各種の機構があり、ピンシリンダーやレバータンブラー、またマグネチックタンブラーが使われ、最近ではカードを錠前に差し込むことによって電気的にまたは物理的に施解錠できるようになった。また可変タンブラー錠、電気錠なども生産されるようになった。錠の性能はよくなったが、扉や丁番など他の部品との性能の調整を図ることが必要である。
 建築金物にはほかに目地(めじ)金物、網金物などがある。目地金物は人造石仕上げや壁パネル材の目地材として用いられるもので、黄銅製やアルミ合金製などの金属目地でつくられる。また、モルタルなどを用いる塗り壁の下地としてエキスパンドメタルや鉄線を編んで金網としたラス類が使われる。そのほか、階段の段鼻に滑り止めとその保護に使われる金物(ノンスリップnon-slip)、またカーテンレール、戸車レール、床や天井、壁などの下地材として使われる鋼製下地材がある。[坂田種男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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