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建長寺船 けんちょうじぶね

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

建長寺船
けんちょうじぶね

正しくは建長寺造営料唐船という。鎌倉時代の貿易船の一種。正和4 (1315) 年に火災にあった鎌倉の建長寺造営の費用を調達するために鎌倉幕府が公認し,保護を加えて元に派遣した。正中2 (25) 年7月に出帆し,翌嘉暦1 (26) 年9月頃目的を達して帰航したと推定される。

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デジタル大辞泉の解説

けんちょうじ‐ぶね〔ケンチヤウジ‐〕【建長寺船】

火災で焼失した建長寺の再建費用を得るため、鎌倉幕府の公認により正中2年(1325)に渡航した貿易船。

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百科事典マイペディアの解説

建長寺船【けんちょうじぶね】

1325年に鎌倉幕府が鎌倉建長寺造営のために元に渡航させた貿易船。建長寺造営寺唐船が正式呼称。寺社造営料唐船として現在知られている最初の船。翌1326年に帰帆。

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世界大百科事典 第2版の解説

けんちょうじぶね【建長寺船】

鎌倉末期,建長寺造営のために元に派遣された幕府公許の貿易船。当時は建長寺造営料唐船と呼ばれた。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて,社寺造営の費用を調達するために,幕府が認めた貿易船が次々に元へ派遣された。建長寺船は,現在知られている中ではその最初のものである。1325年(正中2)7月,博多を出航し,9月に元に到着した。《広瀬文書》によると,同年7月21日から8月5日まで同船の警固をすることが,筑前国御家人中村孫四郎に対して命じられている。

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大辞林 第三版の解説

けんちょうじぶね【建長寺船】

建長寺再建の費用を調達するため、1325年鎌倉幕府の公認と保護をうけて元に派遣された貿易船。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

建長寺船
けんちょうじぶね

1315年(正和4)に火災にあった建長寺の造営費捻出(ねんしゅつ)を主目的に、鎌倉幕府の後援を受けて元(げん)に渡航した商船。史料には「建長寺造営料唐船」などとみえる。1325年(正中2)7月ごろ出航し、翌年9月ごろに帰国した。幕府が航海の警固、帰国後の舶載品運送などを、九州地方の地頭御家人(じとうごけにん)に命じていることが知られる。つまり、幕府が渡航を公認し、保護を加えることの見返りとして、帰国後に貿易で得た利潤のうち一定の額を建長寺造営費にあてさせたものであろう。これ以後に続く関東大仏料唐船、天竜寺(てんりゅうじ)造営料唐船(天竜寺船)などの先駆をなすものである。[石井正敏]

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