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式台/敷台 シキダイ

デジタル大辞泉の解説

しき‐だい【式台/敷台】

玄関先に設けた板敷きの部分。
武家屋敷で、表座敷に接続し、家来の控える部屋。
(敷台)近世の和船で、船尾の船梁(ふなばり)上面、舷外突出部に渡す台。反台(そりだい)の受け座。

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百科事典マイペディアの解説

式台【しきだい】

色代(しきたい)(あいさつすること)から変化したもので,中世では日常の住宅の出入口をさした。桃山時代玄関が普及すると,その内部を意味し,やがて江戸中ごろから上がり框(がまち)の部分のみを称するようになる。

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

しきだい【式台】

玄関の上がり口に設けた、一段低い板敷きの部分。元来は客を送り迎えする場所であったが、上がり口に昇る際の踏み台とするほか、靴を履くときの腰掛けとしても用いる。◇武家屋敷の玄関に続く家来の控え場所「敷台」に由来。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

式台
しきだい

室町時代から江戸時代の初めにかけて、主殿あるいは大広間と、遠侍(とおざむらい)あるいは玄関との間にあって取次ぎの儀礼が行われる場所を式台とよんでいる。その建物の中には、取次役の控えている部屋もつくられる。二条城の二の丸御殿に式台の遺構がみられる。江戸時代には、客の送迎に際して礼をするために玄関先に設けた板敷きを式台とよんでいることが多い。この形式は、明治以降の和風住宅における玄関に受け継がれている。[平井 聖]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の式台/敷台の言及

【玄関】より

…中国においては《老子》に〈玄之又玄衆妙之門〉とあるように幽玄の道の入口という意であったが,転じて禅学に入門するという意味に使われた。日本においても字義どおり使われたこともあるが,転じて禅宗寺院の方丈の入口を指すようになり,ついで,武家住宅の式台(戸口の前につけた低い板敷きの縁)付きの入口,さらには一般住宅の主要な入口を指すようになり,今日では一般住宅の入口の意味が定着している。 日本の禅宗寺院では,鎌倉時代末期に書かれた建長寺の伽藍指図中に,伽藍の中軸線にそって方丈西隣の得月楼にいたる廊の中扉に玄関の書込みがあり,方丈への入口を意味していたことがわかる。…

※「式台/敷台」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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