引っ掛り(読み)ヒッカカリ

デジタル大辞泉 「引っ掛り」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐かかり【引っ掛(か)り/引っ懸(か)り】

わずかに突起した部分など、手や物のかかるところ
かかわりのあること。関係があること。「あの家族とは―がある」
気持ちにこだわりのあること。また、気にかかること。「事件経緯に―を感じる」
[類語](2関係関連連関連係相関関与交渉かかわりつながり結び付き掛かり合い絡み当該当事掛かりっきり(―する)関するかかわるかかまつわるかかずらあずか絡む掛かり合う関わり合う巡るかまける

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精選版 日本国語大辞典 「引っ掛り」の意味・読み・例文・類語

ひっ‐かかり【引掛・引懸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひっかかること。また、そのところ。心理的な事柄についてもいう。
    1. [初出の実例]「『して見れば大丈夫かしら…が…』とまた引懸りが有る、まだ決徹(さっぱり)しない」(出典浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)
  3. かかわること。関係。関連。
    1. [初出の実例]「引懸りなど候ては御外聞不宜事に候」(出典:葉隠(1716頃)二)

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