デジタル大辞泉 「掛り合う」の意味・読み・例文・類語 かかり‐あ・う〔‐あふ〕【掛(か)り合う】 [動ワ五(ハ四)]1 関係する。かかわる。「この事件は彼と深く―・っている」2 好ましくないことに関係する。巻き込まれる。「面倒なことに―・う」[類語]関わる・関する・当該・当事・からむ・関係・関連・連関・連係・相関・関与・交渉・係かかわり・繋つながり・結び付き・掛かり合い・引っ掛かり・絡み・係かかる・まつわる・係かかずらう・与あずかる・係わり合う・巡る・かまける・掛かりっ切り 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「掛り合う」の意味・読み・例文・類語 かかり‐あ・う‥あふ【掛合・係合】 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙① いっせいに攻撃をしかける。また、互いに攻めかかる。[初出の実例]「楠が二陣の勢千余騎にて蒐(カカリ)合ひ」(出典:太平記(14C後)二六)② ある事を実現するためなどで、相手と話し合いをする。交渉する。かけ合う。[初出の実例]「委細は伴五郎どの、かかり合って下さい」(出典:歌舞伎・彩入御伽草(おつま八郎兵衛)(1808)序幕)③ 人や物事とあるつながりをもつ。関係する。[初出の実例]「懸(カカ)り合(アフ)奴は欲心で情人(いろ)になるのサ」(出典:人情本・春色恋白波(1839‐41)一)「私はどうもそんな事に係り合ふ気にはなれませんね」(出典:煤煙(1909)〈森田草平〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例