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形成訴訟 ケイセイソショウ

世界大百科事典 第2版の解説

けいせいそしょう【形成訴訟】

民事訴訟の類型の一つで,原告が,一定の法律上の原因を主張して,法律関係の変動を求める訴訟をいう。たとえば,身分関係の領域では,認知(民法787条,人事訴訟手続法27条),養子縁組の取消し(民法803~808条,人事訴訟手続法24条),離婚の訴え(民法770条,人事訴訟手続法1条)などがこれにあたり,会社訴訟の領域では,株主総会決議取消し(商法247~250条),会社の設立無効(136,428条),取締役の解任(257条3,4項)などの各訴えがこれにあたる。

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大辞林 第三版の解説

けいせいそしょう【形成訴訟】

一定の法律状態の変更の要件があることを主張し、その法律関係を変更する判決を求める訴訟。婚姻の無効・取り消し、離婚の訴え、会社設立無効の訴え、行政処分の取り消し・変更を求める訴え、再審の訴えなどがある。形成の訴え。創設の訴え。権利変更の訴え。

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世界大百科事典内の形成訴訟の言及

【訴訟当事者】より

…訴訟物が当事者間の法律関係に限られぬ確認訴訟では,訴訟物たる法律関係の存否不明により生じる自己の法律的地位の不安危険を確認判決をもって除去する利益(確認の利益)を有する者と,かかる事態を生ぜしめている者がこれである。形成訴訟では,正当な当事者は法定されているのが通常だが,とくに行政事件訴訟法9条のいう〈処分又は裁決の取消しを求める法律上の利益を有する者〉(取消訴訟の原告適格)につき,判例は,これは当該処分または裁決の根拠法令の保護する利益を有する者をさすと解している(〈訴えの利益〉の項目参照)。なお,特定の法律関係については,複数人が共同訴訟人となることが当事者適格の要件とされる(固有必要的共同訴訟)。…

※「形成訴訟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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