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御神渡り おみわたり

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

御神渡り
おみわたり

冬季の寒冷地で,湖面に一部盛り上がった氷堤が見られる現象。湖面が結氷したのち,さらに厳しい寒さが続き,快晴で放射冷却の大きいとき,氷の上面に収縮亀裂が生じると,亀裂に水が入り薄い氷ができる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

おみ‐わたり【神渡り】

冬、湖水の氷結面の一部にできる盛り上がった氷堤。気温が下がると氷が収縮して裂け、そこに下の水が上がって結氷し、気温の上昇に伴って氷が膨張して、裂け目の氷が持ち上げられる現象。古来、長野県の諏訪(すわ)湖では、諏訪大社の神が渡ったものとし、その方向や出来ぐあいによってその年の豊凶を占う。 冬》

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大辞林 第三版の解説

おみわたり【御神渡り】

諏訪湖で見られる氷の亀裂現象。湖面が全面結氷してひびわれが生じ、この部分が再結氷し、朝の昇温に伴って氷が膨張し、割れ目の部分を押し上げて氷堤をつくる。諏訪大社の祭神が上社から下社へ渡った跡として、亀裂の方向で吉凶を占う。

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知恵蔵miniの解説

御神渡り

凍結した湖や沼の氷が堤状にせり上がる自然現象。長野県・諏訪湖のものが有名で、昼夜の寒暖差などにより裂け上がった氷の高さは30センチから1メートル80センチほどになる。湖を横切るようにできるため、神が渡った跡であるかのように思われ、この名がついた。諏訪湖の伝説では、諏訪神社の上社の男神・建御名方神(タケミナカタノカミ)が下社の女神・八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)へ会いに通った道とされている。諏訪湖の御神渡りを検分する特殊神事「御渡り神事」は1978年、諏訪市無形民俗文化財に指定された。

(2014-1-21)

出典|(株)朝日新聞出版発行
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

御神渡り
おみわたり

おわたり(御渡)ともいう。長野県諏訪(すわ)湖に伝わる伝承。冬季、湖面が全面氷結したあと、寒気のため収縮すると、割れ目を生ずる。そこに下の水が上ってきて結氷するが、朝になって気温が上昇すると氷が膨張し、両側からこの割れ目を圧縮して、その部分の氷を持ち上げる。この盛り上がった一大亀裂(きれつ)に沿って、諏訪大社の祭神が上社から下社に渡って行かれたと考え、御神渡りとよばれたのである。またその亀裂の形から吉凶を占うようなことも行われた。諏訪湖の御神渡りの起日の記録はおよそ500年にわたって保存されており、気候変動の資料として世界的にも有名である。[根本順吉]

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