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快感原則 かいかんげんそく pleasure principle

翻訳|pleasure principle

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

快感原則
かいかんげんそく
pleasure principle

S.フロイトによって仮定された精神過程の基本原理。快楽原理,快・不快原則とも呼ばれ,不快を避け,快を求めようとする傾向をさす。フロイトによれば,リビドーによって緊張が高められた状態は不快であり,これを解消することが快である。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

かいかんげんそく【快感原則】

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

快感原則
かいかんげんそく
pleasure principle

フロイトの精神分析を貫く原則的な考え方。「快・不快の原則」とよばれることもある。不快を避け、快を求めようとする傾向が人間の心理を基本的に支配しているという意味に解されているが、不快を避けることは防衛として理解されやすいので、快感原則というほうが明確である。フロイトが快感とよんでいるものは、快楽主義におけるような感性的な快感ではない。人間の心は緊張し、興奮をおこさないように、また、もし緊張がおきてくれば緊張を解放するように働くと考えられている。たとえば、夏になって暑くなれば、汗を出して体温を放散し、寒くなれば汗腺(かんせん)を閉じて体温を逃さないようにし、体温を一定の状態に維持しようとする働きと同じように考えられる。この意味で、ホメオスタシス、緊張解消論、均衡論と類似した考え方である。
 快感原則は無意識的な心の働きを支配する原則で、意識的な心の働きは快感原則によって支配されているわけではなく、直接的な快の獲得を一時的に断念し、また不快なことも受け入れざるをえない。快感原則は現実原則によってとってかわられることになる。しかし、不快を受け入れるのも、究極的には快を求めて回り道をしているにすぎないという意味で、現実原則は快感原則に反するものではなく、快感原則が否定されるわけではない。成人後も、夢、空想、白昼夢、遊び、機知などのなかに、快感原則に支配された心的過程が現れる。快感原則は心的エネルギーの増減によって心的現象を理解しようとする精神分析の経済的見地の基本的な考え方を示している。[外林大作・川幡政道]
『フロイト著、井村恒郎訳「精神現象の二原則に関する定式」(『フロイト著作集6』所収・1970・人文書院)』

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世界大百科事典内の快感原則の言及

【快楽原則】より

…精神分析の用語。〈快感原則〉ともいい,〈現実原則〉と並んで心的機能を支配する基本原則の一つ。S.フロイトの用語に〈恒常原則principle of constancy〉という概念がある。…

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