手伝う(読み)テツダウ

デジタル大辞泉 「手伝う」の意味・読み・例文・類語

て‐つだ・う〔‐つだふ〕【手伝う】

[動ワ五(ハ四)]
他人仕事を助けて一緒に働く。手助けをする。助力する。「大掃除を―・う」
ある原因の上にさらにそれも原因の一つとなる。「食糧不足のところへ寒さも―・って犠牲者が増えた」
[可能]てつだえる
[類語]助ける幇助扶助補助補佐ける手助けする助力する助勢する加勢する助太刀すけだちする力添えする協力する援助する応援する支援する後押しするり立てるバックアップするフォローする力を貸す手を貸す肩を貸す犬馬の労一肌脱ぐ片肌脱ぐ肩を持つ与する

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精選版 日本国語大辞典 「手伝う」の意味・読み・例文・類語

て‐つだ・う‥つだふ【手伝】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 手助けをする。援助する。助力する。手をかす。
    1. [初出の実例]「慮外ながら手伝ふて下されい」(出典:虎寛本狂言・米市(室町末‐近世初))
    2. 「彼を幇(テツダフ)て金をまうけてやらずば」(出典:通俗古今奇観(1814)四)
    3. 「気の弱い母に手伝って、勝手の仕事から使歩きからひとりでよく働いてゐた」(出典:若き日(1943)〈広津和郎〉三)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 ある原因の上に他の原因が加わる。そのものに、他の要因が加わって影響を与える。
    1. [初出の実例]「ときの運きたらず、仕合がてつだはねば是非なし」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)四)

て‐ちだ・う‥ちだふ【手伝】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 「てつだう(手伝)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「しうは、上下小袖ぬぐ、太郎くわじゃ、てちだう物也」(出典:天理本狂言・鼻取相撲(室町末‐近世初))

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