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放射化学 ほうしゃかがく radiochemistry

6件 の用語解説(放射化学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

放射化学
ほうしゃかがく
radiochemistry

放射性物質の化学を研究対象とする自然科学の一部門。この部門では天然に存在する放射性元素の定量や分布状態,人工放射性元素の生成などの問題をはじめとして,放射性物質の分離および精製,放射性元素それ自体の化学的性質および壊変に伴う反跳原子の化学的行動,放射性核種の利用,特に放射性トレーサーとしての利用,年代測定などが主要な研究対象である。

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デジタル大辞泉の解説

ほうしゃ‐かがく〔ハウシヤクワガク〕【放射化学】

放射性元素放射性核種の定量・分布・生成や分離・精製などを研究する化学の一分野。

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百科事典マイペディアの解説

放射化学【ほうしゃかがく】

放射性元素または同位体を研究の対象とする化学の一部門。自然における放射性元素の分布,人工放射性元素の生成・分離・精製,放射性元素およびその化合物の性質・利用などを研究する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうしゃかがく【放射化学 radiochemistry】

放射能の特性を利用して放射性元素を研究する化学の一分野。これと似た用語である放射線化学は,放射線によって誘起される化学反応を研究する分野であり,放射化学とは区別される。 放射化学が対象とする分野は,自然界に存在する放射性核種の分布のありさまや,その由来の研究,人工放射性同位体の製造から分離,精製,化学的性質の研究,核反応に伴う反跳効果で生成するホットアトムの化学反応性を調べるホットアトム化学放射能化学分析に利用する方法など広い範囲に及んでいる。

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大辞林 第三版の解説

ほうしゃかがく【放射化学】

放射能を利用して放射性元素または放射性核種の検出・定量・分離・生成およびそれらの分析化学や生化学への応用などを研究する化学の一分野。放射体化学。核化学。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

放射化学
ほうしゃかがく
radiochemistry

放射性物質を研究対象とする化学の一分野。1896年フランス物理学者ベックレルにより放射能の現象が発見されてから、放射性元素についての多くの化学的研究が行われ、一つの大きな分野となり、その総合と体系化に伴い、1911年ごろイギリス物理化学ソディによって命名された。おもな研究対象は、天然における放射性核種の生成・分布、人工放射性核種の生成、放射性核種の分離生成、放射性核種を含む化合物の性質、核反応の化学的諸効果たとえば反跳効果、放射性核種の利用などである。
 放射性核種の検出・定量などをそれらの放射線を利用して行うことが多いので、きわめて微量でも取り扱うことができるが、またその反面放射線を取り扱うので、特殊な装置が必要な不便さもある。放射線を取り扱うが、それが目的ではないので、放射線化学とは関係はあるが、明らかに異なった分野である。[中原勝儼]
『河村正一著『放射化学と放射線化学』(1980・通商産業研究社)』

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世界大百科事典内の放射化学の言及

【無機化学】より

…たとえば鉱物化学,岩石化学,温泉化学,海洋化学,大気化学などはその名称のとおりの分野の化学であり,それらを含めて地球を対象とする地球化学という大きな分野も無機化学の一つである。また元素を各種の核種を中心としてみる立場からすれば核化学があり,放射性核種を取り扱う放射化学,核反応と関係のあるホットアトム化学などがあるが,宇宙の発生を考えるとき,それらをも含めた宇宙化学も一つの分野である。さらに個々の元素はそれぞれ特別な性質をもっているので,それらを中心としてたとえばフッ素化学ホウ素化学のように呼ばれることもある。…

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