日本歴史地名大系 「教行寺」の解説
教行寺
きようぎようじ
教行寺
きようぎようじ
真宗大谷派、山号安静山、本尊阿弥陀仏。寺伝によると、蓮如が文正元年(一四六六)細川勝元から三万余坪の寄進を受け、文明一三年(一四八一)一宇を造立した。当寺で書写した「教行信証」にちなんで教行寺と命名、自らは「信証院」と名乗ったという。「大谷嫡流実記」には「摂州富田教行寺ハ、蓮如上人寛正六年大谷破却後文正元年富田ニ敷地ヲ開発シ置、後年文明ノ末年、洛東山科野村ノ本坊御建立ノ後、富田ノ坊舎建立アリテ、明応七年息男蓮芸ニ附属シ給フ処ナリ」とある。実悟撰の日野一流系図によると、教行寺は蓮芸―実誓―証誓と父子相承し、蓮芸の姉寿尊尼も当寺で死去している。蓮如が当地に道場を草創したとの確かな史料はないが、晩年の蓮如はしばしば
教行寺
きようぎようじ
教行寺
きようぎようじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報