日本政策金融公庫(読み)ニッポンセイサクキンユウコウコ

デジタル大辞泉 「日本政策金融公庫」の意味・読み・例文・類語

にっぽん‐せいさくきんゆうこうこ【日本政策金融公庫】

国民生活金融公庫中小企業金融公庫農林漁業金融公庫国際協力銀行国際金融等業務などを、公的金融縮小を最大の目的として統廃合し、平成20年(2008)10月に設立した政府金融機関。国の政策に基づいて、個人・中小企業・農林水産業者への融資、国内産業の国際競争力向上や海外での資源開発促進のための金融など、一般の金融機関を補完する業務を行う。政府全額出資し、経営の効率や透明性を高めるために株式会社の形態で運営される。日本公庫JFC(Japan Finance Corporation)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「日本政策金融公庫」の意味・わかりやすい解説

日本政策金融公庫 (にほんせいさくきんゆうこうこ)

国民生活金融公庫(1999年国民金融公庫環境衛生金融公庫統合),中小企業金融公庫農林漁業金融公庫および国際協力銀行(同年海外経済協力基金日本輸出入銀行が統合)の国際金融部門が統合され,2008年10月1日に発足した政府系金融機関。発足時は資本金2兆2395億円,152支店,職員数8117人,合計総融資残高約25兆5000億円。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android