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明通寺 みょうつうじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

明通寺
みょうつうじ

福井県小浜市にある真言宗御室派の寺。坂上田村麻呂が創建したと伝えられる。正嘉2 (1258) 年造立の本堂は,文永7 (70) 年建立の三重塔とともに,鎌倉建築の名作で国宝。平安時代初期の仏像数体を蔵する。

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デジタル大辞泉の解説

みょうつう‐じ〔ミヤウツウ‐〕【明通寺】

福井県小浜市にある真言宗御室派の寺。山号は、棡(ゆずり)山。大同元年(806)坂上田村麻呂の創建と伝える。鎌倉時代に建立の本堂・三重塔は国宝。中世の文書を多数所蔵する。

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百科事典マイペディアの解説

明通寺【みょうつうじ】

福井県小浜(おばま)市にある真言宗御室(おむろ)派の寺。9世紀初め坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が草創と伝え,棡(ゆずり)寺とも。平安期には国衙(国衙・国府)の祈祷所,鎌倉・室町時代には幕府・守護の帰依を受けた。

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デジタル大辞泉プラスの解説

明通寺(みょうつうじ)

福井県小浜市にある寺院。806年創建。真言宗御室派。本尊は薬師如来。本堂及び三重塔は鎌倉時代中期に再建されたもので国宝に指定されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

みょうつうじ【明通寺】

福井県小浜市にある真言宗御室派の寺。山号は棡(ゆずり)山。平安時代初期,坂上田村麻呂の開創と伝える。平安末期から鎌倉初期にかけて国衙の祈禱所となり,鎌倉・室町時代を通じて幕府や守護の帰依を受け,盛時には25坊を数えたという。現在は,国宝に指定されている本堂(1258)と三重塔(1270)の他に客殿,庫裏などが建つ。なかでも老杉のなかにそびえる三重塔は有名で,総高22.2m,3間四面で各層総円柱であり,鎌倉期の代表的建築である。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

明通寺
みょうつうじ

福井県小浜(おばま)市門前にある真言(しんごん)宗御室(おむろ)派の寺。棡山(ゆずりざん)と号する。平安時代の初め坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の発願で、諸堂が建立され、本尊薬師如来(にょらい)を安置した。その後火災にあったが、鎌倉時代に中興と仰がれる頼禅がきて、本堂(薬師堂)、三重塔、仁王(におう)門などを造営。のち祈願所として武家の尊信が厚く、寺門が繁栄した。現在、本堂・三重塔(ともに国宝、鎌倉時代)、弁天堂、仁王門、鐘楼、客殿などがあり、寺宝には平安後期の薬師如来、降三世(ごうざんぜ)明王、不動明王、深沙(じんじゃ)大将の木彫、『彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)絵巻』(市指定文化財)六巻、古文書などがある。[勝又俊教]

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