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暗黒時代 あんこくじだいdark ages

翻訳|dark ages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

暗黒時代
あんこくじだい
dark ages

ヨーロッパの中世を形容するのにしばしば用いられた言葉。このような見方は,ゲルマン民族 (蛮族) の侵入により古代ローマの滅亡とともに文化時代がいったん消滅し,ルネサンスによる古代文化の復興で再び文化時代が始るとするもので,中世ヨーロッパ独自の文化の発展を無視するという誤りを犯している。

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デジタル大辞泉の解説

あんこく‐じだい【暗黒時代】

戦乱が続いたりして、社会の秩序が乱れ、道徳・文化が廃れて悪事や不安がはびこる時代。
Dark Ages》ヨーロッパ中世の前・中期をいう語。
宇宙の暗黒時代

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大辞林 第三版の解説

あんこくじだい【暗黒時代】

圧政や戦乱などで社会が混乱し文化の衰えた時代。
ヨーロッパ史で、古典・古代のギリシャ・ローマ文化と近代文明を重んじる歴史観に立って、中世をいう語。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

暗黒時代
あんこくじだい

宇宙史において、最初の恒星が輝きだすまでの間の、光る天体がない時代のこと。宇宙の暗黒時代dark ages of the universeともよばれる。宇宙は創成後、インフレーションを経て、ビッグ・バンにより超高温で始まり、膨張に伴って徐々に冷えていく。創成から38万年後には約3000度まで冷え、それまで高温であるために渾然(こんぜん)としていた電子と陽子は、結合して水素やヘリウムを構成し始める。同時に電子に散乱されていた光子は、自由に直進できるようになる。この状態を「宇宙の晴れ上がり」とよび、その光は宇宙背景放射として観測される。このときには自ら光る天体がないので、宇宙は暗かったと考えられる。その後、暗黒物質(ダークマター)の凝集に伴い、通常物質の凝集が進み、初めての恒星(初代星)が核融合により輝き始めることによって、宇宙の暗黒時代は終わる。[編集部]

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