ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
有坂成章
ありさかなりあきら
[没]1915.1.12.
陸軍軍人。三十年式歩兵銃,有坂式 (三一式) 速射砲などの発明者で,旧日本陸軍の兵器技術の向上に貢献。旅順要塞攻略に活躍。 1906年中将,07年男爵。
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(鈴木淳)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
兵器製造の功労者。周防(すおう)国(山口県)岩国に生まれる。1874年(明治7)幼年学校教官に任ぜられて以来、兵器改良に没頭した。1892年陸軍で速射砲採用決定後、内外の速射砲が各種比較されたなかで、彼の発明が優れており、三十一年式速射野砲として採用された。小口径かつ5連発の三十年式歩兵銃も創製し、いずれも日露戦争(1904~1905)ではロシアの銃砲に比べ、軽量で行動力に勝り、日本の勝利に貢献した。また信管の加量筒をスズ製とし、活字製造機での鋳造を考案、機械工業の未発達な当時の日本で、精密機械加工を省略し、急を要する弾丸補給を可能とした。砲兵会議議長、砲兵工廠(ほうへいこうしょう)提理、陸軍技術審査部長を歴任。陸軍中将。
[石山 洋]
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