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朝日岳 あさひだけ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

朝日岳
あさひだけ

山形・新潟両県の県境にある連山で朝日連峰ともいう。最高峰は大朝日岳 (1870m) で,北東に小朝日岳 (1648m) ,北西に西朝日岳 (1814m) がある。隆起山塊が浸食された地形で,花崗岩質より成る。山地はブナの原生林におおわれ,ハイマツも生育。リス,テン,カモシカなどが生息。頂上近くに朝日岳神社がある。頂上からは南方に飯豊連峰を,東方に蔵王山を望み,北方には月山,西方には日本海が見え,その雄大な眺望は有名。大井沢に朝日岳の動植物を集めた自然博物館がある。磐梯朝日国立公園に属する。登山基地は朝日鉱泉,五味沢,奥三面,大井沢など。

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百科事典マイペディアの解説

朝日岳【あさひだけ】

山形・新潟県境の朝日山地中の連峰。最高峰の大朝日岳は標高1871m。北西には西朝日岳,北東に小朝日岳,南に平岩山が連なる。東側は朝日川の支流によって深く開析されている。
→関連項目朝日[町]朝日山地日本百名山山形[県]

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世界大百科事典 第2版の解説

あさひだけ【朝日岳】

山形・新潟県境に広がる朝日山地の主峰で,標高1870m。大朝日岳とも呼ばれる。地質は古期花コウ岩類からなり,地形学的には第三紀中新世またはそれ以前に形成された準平原が第四紀の初めごろ急激に隆起し,深く谷に刻まれた結果,現在みるような急峻な山容を呈するに至った。朝日岳を中心にしてほぼ南北方向にのびる稜線,さらにそれと斜交する多くの支脈は,標高1200~1600mの浸食平たん面を各所に残すが,それら準平原遺物よりも一段と高くピラミッド形に突出する朝日岳は残丘と考えられる。

あさひだけ【朝日岳】

飛驒山脈北東部,後立山(うしろたてやま)連峰の最北端,新潟・富山県境に位置する山。標高2418m。古生代変成岩からなる山体は,スケールの雄大さを誇っている。山頂周辺には,北部に八兵衛平,西部にイブリ平,夕日ヶ原,南部に小桜ヶ原などの池塘(ちとう)を伴った平たんな草原が広がっている。北斜面の朝日池や東斜面の大所川支流の白高地沢には,時代を異にする複数の氷河地形がみられ,白高地沢のそれは規模も大きく,最大拡大期には標高800mまで流下していたと考えられている。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔山形県(新潟県)〕朝日岳(あさひだけ)


山形・新潟県境に位置する朝日山地中心部の総称。大(おお)朝日岳(標高1870m)を中心に小()朝日岳・西朝日岳・中岳などの一帯をいう。狭義には大朝日岳を指す。深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。ブナの原生林が茂り、100種以上の高山植物が繁茂。冬季、強い季節風で積雪量が多く、雪渓がみられる。磐梯朝日(ばんだいあさひ)国立公園の一中心。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

朝日岳
あさひだけ

富山県下新川(しもにいかわ)郡朝日町と新潟県糸魚川(いといがわ)市との境界にある山。後立山(うしろたてやま)連峰北部の名山。標高2418メートル。古生層の変成岩で構成され、白馬(しろうま)連山高山植物帯の北部を占める。山頂西斜面に朝日小屋があり、その西側の緩斜面の夕日ヶ丘から足下にみる日本海への落日は壮美である。西側の小川温泉元湯(もとゆ)から越道(こいど)峠、北又谷を経てイブリ山から朝日岳を経て、東側の新潟県の蓮華(れんげ)温泉へ連絡する。[深井三郎]

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