農業経済学者。三重県に生まれる。東京帝国大学農学部で農業経済学を学び、1922年(大正11)卒業後、大学院を経て、24年同学部助教授、33年(昭和8)教授。この間26~29年にアメリカ、ドイツに留学し、ボン大学でJ・A・シュンペーターに師事した。シュンペーターの革新論や企業者論を中軸に日本の資本主義や農業問題に独自の解明を行った『日本農業の展開過程』(1936)などで第二次世界大戦の終結まではおもに学究面で活躍したが、戦後は農業総合研究所所長(1946~56)、アジア経済研究所所長(1960~68)、税制調査会会長(1965~74)など多くの調査研究機関、政策関係委員会の要職を歴任し、戦後の日本社会に多方面で大きな影響を与えた。64年(昭和39)学士院会員、80年文化勲章受章。
[早坂 忠]
『東畑精一著『昭和前期農政経済名著集3 日本農業の展開過程』(1978・農山漁村文化協会)』▽『東畑精一著『私の履歴書』(1979・日本経済新聞社)』▽『東畑精一著『東畑精一 わが師わが友わが学問』(1984・柏書房)』▽『故東畑精一先生合同葬実行委員会編・刊『東畑精一先生の足跡』(1984)』
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