柴田花守(読み)しばたはなもり

精選版 日本国語大辞典 「柴田花守」の意味・読み・例文・類語

しばた‐はなもり【柴田花守】

  1. 幕末明治神道家。肥前小城の人。神典に通じ、歌道絵画にもすぐれていた。平田篤胤私淑後年豊国神社宮司神道実行教管長に就く。著に「古語拾遺正訓」二巻など。文化六~明治二三年(一八〇九‐九〇

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「柴田花守」の意味・わかりやすい解説

柴田花守
しばたはなもり
(1809―1890)

幕末~明治前期の神道(しんとう)家。不二道(ふじどう)の第10世教主。教派神道実行(じっこう)教の組織者。咲行(しょうぎょう)ともいう。文化(ぶんか)6年1月8日、肥前(佐賀県)小城(おぎ)の藩士として生まれる。幼名権次郎(ごんじろう)。平田派の国学を学び、18歳のとき不二道の第8代先達(せんだつ)である小谷禄行(こだにろくぎょう)(三志(さんし))の門人となる。幕末には勤王派の志士と交わりが深かった。維新後、1878年(明治11)に実行社を組織、1882年これが神道実行派として一派独立すると、その初代管長に就任。しばしば富士山に登り、各地に巡教する。富士信仰に復古神道的色彩の加わった教えを説く。『国之真柱(まはしら)』『古道或問(わくもん)』『実行録』など多くの著書がある。

[井上順孝 2018年6月19日]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「柴田花守」の解説

柴田花守 しばた-はなもり

1809-1890 江戸後期-明治時代の神道家。
文化6年1月8日生まれ。不二道(ふじどう)の小谷三志(こたに-さんし)に師事し,不二道10世教主となり,咲行(しょうぎょう)と称する。富士信仰を神道化して,明治11年実行社を組織。15年神道実行派の名で教派神道として独立,17年実行教初代管長。和歌,書画にもすぐれた。明治23年7月11日死去。82歳。肥前小城郡(佐賀県)出身。号は琴岡,笑園。著作に「国之真柱」など。

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367日誕生日大事典 「柴田花守」の解説

柴田 花守 (しばた はなもり)

生年月日:1809年1月8日
江戸時代;明治時代の神道家。不二道の10世教主;実行社初代管長
1890年没

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