栗山町(読み)くりやまちよう

日本歴史地名大系 「栗山町」の解説

栗山町
くりやまちよう

面積:二〇三・八四平方キロ

空知支庁管内の南部にある夕張郡の町。北は空知郡栗沢くりさわ町、東は夕張市、南から西は由仁ゆに町、北西の一部が長沼ながぬま町に接する。北部と東部夕張山地とそれに連なる丘陵で、東部には広葉樹林帯が広がり、その四割を国有林が占める。西部は石狩低地帯の低湿地である。南西端を夕張川が北流し、支流雨煙別うえんべつ川・ポンウエンベツ川・阿野呂あのろ川が夕張川に向かって西流する東高西低の地形で、同川左岸の馬追まおい丘陵が風をさえぎるので、気候は比較的温暖である。平均気温は一月が零下五・七度、八月は摂氏二一・八度。町域の北西部を国道二三四号が縦走し、同道から分岐して主要道道三笠―栗山線が北上、同札幌―夕張線が中央部を横断する。


栗山町
くりやままち

[現在地名]姫路市栗山町

飾西しきさい郡に所属。手柄てがら山の南東栗山村の東寄りに位置する。飾万津しかまつ町二〇町の一つ。かつては栗山村のうちで、姫路城下と飾万津を結ぶ街道筋が町場化して当町が形成された。一七世紀中頃の嗣封録(新潟県上越市立高田図書館蔵)に飾万津町は町数二〇とあり、この頃までに栗山村の在町として栗山町が形成され、飾万津の町奉行の支配下にあった。元文五年(一七四〇)の地子銀高三一三匁・物成米一石余(姫路町飾万津町地子銀控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「栗山町」の意味・わかりやすい解説

栗山〔町〕
くりやま

北海道中部の町。 1949年角田村を改称して町制。 1888年角田藩士が夕張川支流阿野呂川沿いの地に入植したのが開拓の始り。東部は夕張山地,西部は夕張川沿いに田畑が開ける。 95年に米作が始り,北海道における米作の先駆地をなす。ジャガイモなどの栽培も行われ,特に夕張メロンは有名。 JR室蘭本線,国道 234号線が通り,食品,製材コンクリートなどの中小工場が立地する。王子製紙森林博物館の所在地。面積 203.93km2人口 1万1272(2020)。

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