出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
生物が示す諸現象のなかにみられる、おおよそ24時間周期で繰り返される変化をいい、サーカディアンリズムcircadian rhythm(circaはおおよそ、diesは日の意味)ともいう。このリズムは外界の日周性リズムとは異なり、生得的、内的な体内時計のようなもので、細胞の代謝のリズムに基づくものと考えられる。このリズムは一つの種または個体に特有であり、生物が外界の周期的変化に適応して生じたものであろう。植物ではベニバナインゲンの葉の上下運動がよく知られている。
[勝見允行]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…広義には生体が示すすべてのリズム(周期的変動)を指すが,狭義には,睡眠―覚醒,体温,尿量,代謝,ホルモン分泌,月経など,生体に備わったとくに自律性をもつ内因性のリズムをいう。約24時間の概日リズムcircadian rhythmをはじめとして,表のようなリズムがある。生体にはこれらのリズムをつかさどる生物時計があって,環境から刺激を受けて徐々にリズムを調整するが,一方,固有のリズムがあまり乱されないように自律的にも働く。…
…ホルモン
[体と日周リズム]
体の多くの活動は体に内蔵されている生物時計の支配下におかれ,25時間に近い周期をもっている。この周期は概日リズム,または日周リズムと呼ばれる。そのリズムは生後8週に完成する。…
…生物の活動は1日を通じさまざまな変動を示す。動物では昼行性あるいは夜行性といわれるような明りょうな日周性が広く知られている(約24時間の周期性をもつので概日リズムと呼ばれる)。植物では葉の昼夜運動がもっとも古くから知られているが,サヤミドロの遊走子放散,ベニインゲンの花弁の開閉運動,ニセウズオビモの発光なども日周性を示す。…
…広義には生体が示すすべてのリズム(周期的変動)を指すが,狭義には,睡眠―覚醒,体温,尿量,代謝,ホルモン分泌,月経など,生体に備わったとくに自律性をもつ内因性のリズムをいう。約24時間の概日リズムcircadian rhythmをはじめとして,表のようなリズムがある。生体にはこれらのリズムをつかさどる生物時計があって,環境から刺激を受けて徐々にリズムを調整するが,一方,固有のリズムがあまり乱されないように自律的にも働く。…
※「概日リズム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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