精選版 日本国語大辞典 「正・糺」の意味・読み・例文・類語
ただ・す【正・糺】
〘他サ五(四)〙
① 正しくする。本来あるべき状態にもどす。ゆがんでいるもの、混乱しているものなどをきちんとさせる。悪い所、欠点などを改めさせる。矯正する。
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)七「法衆を匡(タダシ)理(をさ)むること、任、能人に在り」
② 事柄をはっきりさせるために尋ねたり調べたりする。
(イ) 調べて事実をはっきりさせる。
※源氏(1001‐14頃)賢木「くにつかみ空にことわる仲ならばなほざりごとをまづやたださむ」
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)八「才亦其の両端を扣へて猶ほ之を三蔵に質(タダサムト)擬す」
(ハ) 罪の有無をはっきりさせるために取り調べる。吟味する。糺問する。
※書紀(720)天武八年一〇月(北野本訓)「其の見聞くに随ひて糺弾(タタサ)は豈、暴悪きこと有らむ」
ただし【正・糺】
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