此方様(読み)コナサマ

デジタル大辞泉の解説

こな‐さま【×方様】

[代]《「こなたさま」の音変化》二人称人代名詞。あなたさま。おまえさま。女性が相手を敬い、または親しんで呼ぶのに用いる。
「―の評判いろいろに聞いた故」〈浄・曽根崎

こな‐さん【×様】

[代]二人称の人代名詞。「こなさま」のくだけた言い方。あんた。おまえさん。
「―の孝行の道さへ立てば、わしも心は残らぬと」〈浄・宵庚申

こなた‐さま【×方様】

[代]二人称の人代名詞。あなたさま。
「江戸元結屋の亭主は―の旦那と承りまして御座る」〈浮・好色盛衰記・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

こなさあ【此方様】

( 代 )
〔「こなさま」の転。近世語〕
二人称。女性が用いる。あなたさま。 「 -に似合うた阿呆の木とも見さんせ/浄瑠璃・反魂香」

こなさま【此方様】

( 代 )
〔「こなたさま」の転。近世語〕
二人称。女性が用いる。あなたさま。 「かうした座敷で-と酒飲むも今日ばかり/浮世草子・禁短気」

こなたさま【此方様】

( 代 )
二人称。相手を敬っていう語。あなた様。こちら様。 「酒代置かずにござりました-より申し請くる、といふにぞ/浮世草子・織留 3

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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