死斑・屍斑(読み)しはん

精選版 日本国語大辞典 「死斑・屍斑」の意味・読み・例文・類語

し‐はん【死斑・屍斑】

〘名〙 人の死後、一~一〇時間くらいで皮膚に生じる紫赤色あるいは紫青色の斑点。血管内の血液重力作用で徐々に死体下方に沈下するために生ずるもので、死亡推定時刻の判定や死亡原因を調べるのに重要な役割を果たす。
軍艦茉莉(1929)〈安西冬衛勲章「既に一度は来て犯した屍斑が、長い長い夜陰と痛苦の後に断たれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android