精選版 日本国語大辞典 「水入」の意味・読み・例文・類語
すいり【水入】
〘名〙 (「水入(すいいり)」の変化した語)
※俳諧・誹諧発句帳(1633)秋「雲の浪をくぐるは月のすいり哉〈幸秋〉」
みず‐いれ みづ‥【水入】
〘名〙 硯にさす水を入れておくための、金属または陶製の小さな器。机上のすわりが良いので、古くは布袋(ほてい)の像の形に作ることが多かった。水滴。
※兵範記‐仁安三年(1168)七月一六日「置硯 朴筥例作硯具水入、小刀墨用意」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報