コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

 なだ

8件 の用語解説(灘の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


なだ

兵庫県南東部,東は武庫川下流から西は旧生田川下流にかけての大阪湾岸の地域。東西約 20km。かつて灘五郷と呼ばれた清酒どころで,西宮市の今津郷,西宮郷,神戸市魚崎の東郷,御影の中郷,岩屋一帯の西郷が,いわゆる灘五郷として知られた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

なだ【×灘/洋】

海で、風波が荒く、または流れが速くて航海の困難な所。「玄界―」「遠州―」

なだ【灘】[地名]

兵庫県の神戸市灘区から西宮市にかけての海岸地帯の称。天保11年(1840)宮水が発見されて以来、酒造地として知られる。摂津灘。
神戸市東部の区名。大阪湾に面し、沿岸は工業地帯

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

灘【なだ】

大阪湾の北岸,兵庫県の武庫(むこ)川河口から旧湊川河口までの,20kmにおよぶ湾入。良質の播州米と,丹波からの杜氏(とうじ)により古くから酒造地として発達したが,天保年間(1830年―1844年)沿岸の地下から酒造に好適な硬水(宮水)が得られ,灘五郷と呼ばれる日本随一の清酒業地となった。
→関連項目神戸[市]清酒灘[区]灘五郷西宮[市]吉川[町]

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

なだ【灘】

兵庫県南東部,大阪湾北岸の地区名。東は尼崎市と西宮市の境の武庫(むこ)川河口から,西へ芦屋市,神戸市東灘区,灘区を経て神戸市中央部の旧生田川河口付近にまで至る。ほぼ直線状に長さ20km余にわたり,清酒の産地として知られる灘五郷を含む。東海道本線,阪神電鉄本線,国道2号,43号線が狭い市街地を東西に並行して走る。大正中期に海岸を埋め立てて,川崎造船所,神戸製鋼が進出して以来,埋立てによる工業用地の造成が相次ぎ,阪神工業地帯の重要な一角を占めるようになった。

なだ【灘】

灘ということばは,古くは,航行に注意を要する海の難所をいったが,民俗のうえでは地方によってさまざまな意味があり,一定の用い方はされていない。例えば,福岡県糸島郡では,沖へ出て山影の見えなくなったところが〈ナダ〉であり,隠岐島(おきのしま)や千葉県あたりでは,磯や渚にあたる村の前面の海を指して用いる。また静岡県や山口県下関市あたりでは,海上のみずからの舟を中心に,舟からみて陸上の方を〈ナダ〉,沖合の方を〈オキ〉と呼んでいる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

なだ【灘】

兵庫県の南東部、武庫川から生田川にかけての大阪湾岸の地域。西宮市から神戸市にまたがる。1840年宮水みやみずが発見され、清酒どころとして知られるようになった。別名、摂津灘。
[句項目]

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


なだ

兵庫県東部、尼崎(あまがさき)市と西宮(にしのみや)市の境界を流れる武庫(むこ)川の河口から神戸市の旧湊(みなと)川河口へ至る約20キロメートルの地域。酒造に適した良質の地下水「宮水(みやみず)」が湧出(ゆうしゅつ)し、灘五郷とよばれる酒造地を形成してきた。東部から西宮市の西宮郷、今津(いまづ)郷、神戸市東灘区の東郷(とうごう)(深江、青木、魚崎(うおざき)地区)、中郷(なかごう)(住吉(すみよし)、御影(みかげ)、石屋(いしや)、東明(とうみょう)地区)、灘区の西郷(にしごう)(大石、岩屋(いわや)、味泥(みどろ)地区)の五郷である。1840年(天保11)魚崎の山邑(やまむら)太左衛門は、西宮の宮水が酒質を高めることに着目し、これを持ち帰り酒造にあて、以後、灘一帯では宮水を用いるようになったという。その後、海岸工業地帯の発達などの影響により宮水地帯は北に移っている。酒造も技術開発による近代化が進んでいる。なお、白鶴(はくつる)酒造資料館など酒造会社のつくった博物館が各地にみられる。[藤岡ひろ子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のの言及

【清酒】より

…伊丹では冬期のいわゆる寒(かん)づくりにより量産化がはかられた。これまで原料米は足で踏んで杵を動かす方法で精米されていたが,18世紀後期西摂津の灘(なだ)で六甲山からの急流を利用した水車精米が普及した。足踏式では玄米の10%をぬかとして取り去った90%精白米を得るのが限度であったが,水車式精米機の出現で,80%以下まで精白することが可能となった。…

【灘五郷】より

…灘五郷とは灘の生一本(きいつポん)の銘醸地の総称で,江戸時代の中期以降より急速に江戸積酒造業が発展し,今日にいたるまで全国有数の酒造地を形成している。現在の灘五郷は,兵庫県南東部の海岸寄りにある今津郷・西宮郷(西宮市),魚崎郷・御影(みかげ)郷(神戸市東灘区)と西郷(神戸市灘区)の5郷からなる。…

【灘】より

…兵庫県南東部,大阪湾北岸の地区名。東は尼崎市と西宮市の境の武庫(むこ)川河口から,西へ芦屋市,神戸市東灘区,灘区を経て神戸市中央部の旧生田川河口付近にまで至る。ほぼ直線状に長さ20km余にわたり,清酒の産地として知られる灘五郷を含む。…

※「灘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

灘の関連キーワード生野大阪湾伊丹太子ブダ神戸[市]西宮[市]兵庫県川辺郡兵庫県神戸市長田区名倉町兵庫県南あわじ市灘

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

灘の関連情報