河南町(読み)かなんちよう

日本歴史地名大系 「河南町」の解説

河南町
かなんちよう

面積:六九・二一平方キロ

北端を旧北上川が東南に流れ、対岸は北から桃生町・河北かほく町、北は江合えあい川を境にして遠田とおだ涌谷わくや町、西は同郡南郷なんごう町、南は東から石巻いしのまき市・矢本やもと町。ほぼ中央に須江すえ丘陵、西部に旭山あさひやま丘陵があり、西側をじよう川が南流し、東流してきた青木あおき川と町域南端で合流する。東部を南北に国道四五号、石巻市から涌谷町に抜ける国道一〇八号が斜めに横切る。ほかに県道石巻―鹿島台かしまだい大衡おおひら線、河南―築館つきだて線、河南―米山よねやま線などが通る。


河南町
かなんちよう

面積:二五・四八平方キロ

金剛山地西斜面に広がる丘陵地に位置し、東部山地は金剛生駒国定公園に含まれる。大阪府南東部にあって、東は奈良県北葛城きたかつらぎ當麻たいま町・新庄しんじよう村、北は太子たいし町、南は千早赤阪ちはやあかさか村、西は富田林とんだばやし市に接する。北西部を北西に流れるうめ川や西部を北流する千早川流域の河岸段丘以外は、大部分が丘陵と山地で、南端と西端を国道三〇九号が通り、主要地方道柏原駒ヶ谷―千早赤阪線、府道上河内―富田林線が縦貫する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「河南町」の意味・わかりやすい解説

河南〔町〕
かなん

大阪府南東部,金剛山地西麓の町。 1956年石川村,河内村,白木村,中村の4村が合体して町制。近郊農業が発達し,野菜栽培が盛ん。ナスは特産物。ほかにハクサイ,早生イモ,イチゴなどを産する。山麓ではミカンブドウなどを栽培。金山古墳,および太子町にまたがる一須賀古墳群はともに国の史跡。また国の重要文化財の十一面観音立像などを所蔵する大念寺,西行の墓のある弘川寺や高貴寺などの名刹があり,東部一帯は金剛生駒紀泉国定公園に属する。国道 309号線が町域の南端と西端を通る。面積 25.26km2。人口 1万5697(2020)。

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