コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

油壺 あぶらつぼ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

油壺
あぶらつぼ

神奈川県県南東部,三浦半島の南西部に相模湾から入り込む油壺湾と付近一帯の地区。三浦市に属する。湾口が狭いわりに奥行があり,海面が油を流したように静かなことから地名が生じた。小さな岬を隔てて北にある小網代湾,南にある諸磯湾とともに沈水海岸の好例で,三浦半島観光の一中心となっている。東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所,国土地理院の験潮場,京急油壷マリンパークなどがある。湾奥は首都圏有数のヨットハーバー。諸磯の海食崖数次の土地隆起を示し,国の天然記念物に指定されている。城ヶ島との間に定期遊覧船が就航している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

あぶら‐つぼ【油×壺】

油を入れておく壺。特に、髪油用の小形の壺。あぶらがめ。
石油ランプの石油を入れておく部分。
機械に常時油をさすために取りつけておく小さな容器。オイルカップ。
油絵の道具の一。油絵の具を溶く油を入れる小さい壺。
[補説]地名別項。→油壺

あぶらつぼ【油壺】[地名]

神奈川県三浦市、三浦半島南西部にある湾。水族館国土地理院検潮所などがある。ヨットハーバーとしても利用。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

油壺
あぶらつぼ

神奈川県三浦半島の南西部、三浦市小網代(こあじろ)の一地区。京浜急行電鉄三崎口駅、JR横須賀線横須賀駅などからバスが通ずる。油壺湾の深い湾入は、北の小網代湾とともにリアス式海岸の好例で、湾内は風がなく、油を入れた壺のようであるのが地名のおこりといわれる。静かな油壺湾、新しい油壺マリンパークとによって、三浦半島観光の中心地の一つとなっている。東京大学臨海実験所は1897年(明治30)三崎から移されたもので、ミキモトパールで内外に知られる御木本幸吉(みきもとこうきち)の真珠養殖もここで完成した。実験所の一部は、戦国時代三浦氏の最後の地となった新井(あらい)城の本丸跡である。1516年(永正13)北条早雲(そううん)の大軍が攻め寄せ、3年間にわたった攻防戦や、落城時の悲話は有名。胴網(どうあみ)の浜は、春はワカメ採り、夏はキャンプ場としてにぎわう。また、国土地理院の油壺験潮場があり、油壺湾内は首都圏内の大規模ヨットハーバーの一つ。[浅香幸雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

油壺の関連キーワード神奈川県三浦市三崎町小網代カロン(ギリシア神話)日本のおもな水族館油壺マリンパーク元村の幾何級数則オルピディウム神奈川県三浦市サナダユムシ横須賀(市)サプカイア三浦(市)関東大震災岡本かの子海洋研究所タコクラゲ三浦[市]油壺・油壷鑓の権三油絵の具末広恭雄

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

油壺の関連情報