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泣(き)女 ナキオンナ

百科事典マイペディアの解説

泣女【なきおんな】

葬式の際儀礼的に泣く女。〈なきめ〉とも。日本では伊豆七島や沖縄・壱岐に残存し,身内の者がそれを務めるが,かつてはこれを職業とする女がみられた。布施米の多寡に応じて一升泣,二升泣というように泣き方を変えた。
→関連項目葬制

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世界大百科事典 第2版の解説

なきおんな【泣女】

〈なきめ〉ともいい,葬式に雇われて儀礼的に泣く女のこと。布施米の額によって一升泣き,二升泣き,三升泣きの別があった(能登七尾付近)。五島列島奈留島では泣人の多いことを誇りとし,葬儀に列する者もあらんかぎりの大声で哀泣したという。《古事記》《日本書紀》にもキジが泣女になったとあり,古くからの習俗であった。しかし,昭和初年ころではわずかに島や海辺の村,ことに南方に残っていたにすぎない。なお中国や朝鮮などでも葬式に号泣慟哭する儀礼があった。

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世界大百科事典内の泣(き)女の言及

【泣女】より

…五島列島の奈留島では泣人の多いことを誇りとし,葬儀に列する者もあらんかぎりの大声で哀泣したという。《古事記》《日本書紀》にもキジが泣女になったとあり,古くからの習俗であった。しかし,昭和初年ころではわずかに島や海辺の村,ことに南方に残っていたにすぎない。…

※「泣(き)女」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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