デジタル大辞泉
「蛇口」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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へび‐くち【蛇口】
- 〘 名詞 〙 ( その形が蛇の口に似ているところから )
- ① 紐などの端を輪にしたもの。ひも、綱などの先端を輪にして作った羂(わな)の部分。
- [初出の実例]「『禰津松鴎軒記』〈略〉同書にねをのうさぎ耳とあり按に今世にへびくちといふこれ也」(出典:随筆・松屋筆記(1818‐45頃)五)
- ② 轡(くつわ)の部分の名。手綱をとりつける引手の羂の部分。
- ③ 川釣り用の釣竿の先端にある、釣糸を結ぶために紐などをつけた部分。結び目をつくったり、輪にしたりする。
- [初出の実例]「蛇口(ヘビクチ)の処を見るといふと、素人細工に違ひないが」(出典:幻談(1938)〈幸田露伴〉)
- ④ ⇒じゃぐち(蛇口)
じゃ‐ぐち【蛇口】
- 〘 名詞 〙
- ① 水道管に取りつけてある金属製の口がね。
- [初出の実例]「その部屋のまん中には、壺を埋けたやうな穴が三つあって、その又穴の上には、水道栓が蛇口(ジャグチ)を三つ揃へてゐた」(出典:路上(1919)〈芥川龍之介〉二六)
- ② 生け花用具で、蛇の口のように鋭く開いた形のものをいう。
- ③ 狂言で用いる面の一つ。
- [初出の実例]「蛇口(ジャグチ)犠の間にきる」(出典:わらんべ草(1660)四)
蛇口の補助注記
①は、明治後期になって現われる語で、それ以前は、「龍(たつ)の口」「龍頭(たつがしら)」などが用いられていた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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蛇口 (じゃぐち)
水道給水栓の通称。水道管によって運ばれてきた浄水の取出口。カランともいうが,これはオランダ語のクラーンkraanに由来する。蛇口には,いかなる水圧のときにも水流の開閉が完全で必要な水量を取り出しうる機能,十分な強度,腐食せず有害金属を溶出しないこと,使いやすく美しいことが要求される。構造はねじにより流路を開閉する機構からなり,止水部に弾力性のあるゴムやプラスチック製のパッキングが用いられる。パッキングの弾力性は徐々に失われるので数年おきに交換を要する。飲料水の水質基準は蛇口を出る水について定められている。水道管に直結した蛇口を出る水の安全性は水道局の保証下にあるが,高層建物などのタンク式給水の蛇口から出る水については,建物使用者側で質的劣化や汚染を防ぐ注意が必要である。
→給水
執筆者:小林 三樹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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蛇口【じゃぐち】
水栓(せん),カランとも。水道管などの給水口に取り付ける弁。台所,洗面所などで使われる一般用のものは,ハンドルを回して流量調節ができる玉形弁を使用。水飲み・洗眼用は水の出口を自由に首を振るようにしたり,上向きにしたりする。そのほか,水と湯を適温にする混合水栓も広く普及している。手術室・化学実験室用に,ひじや足でハンドルを押すものがある。光電管を利用し手をさし出すと自動的に水の出るものもある。
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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