洞爺湖温泉(読み)トウヤコオンセン

デジタル大辞泉 「洞爺湖温泉」の意味・読み・例文・類語

とうやこ‐おんせん〔‐ヲンセン〕【洞爺湖温泉】

北海道洞爺湖町にある温泉泉質炭酸水素塩泉塩化物泉など。

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日本歴史地名大系 「洞爺湖温泉」の解説

洞爺湖温泉
とうやこおんせん

[現在地名]虻田郡虻田町字洞爺湖温泉町、有珠壮瞥町字洞爺湖温泉

虻田町の東部から壮瞥そうべつ町の西端、洞爺湖の南岸(東湖畔一帯)にある温泉街。支笏洞爺しこつとうや国立公園に属し、有珠うす山の北麓に位置する。ナトリウムカルシウム塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩を含有しており、泉温は摂氏四七・六度、リウマチ・皮膚病・婦人病に効くという。大正六年(一九一七)六月に三松正夫など三人が温泉を発見し、翌七年秋に温泉旅館竜湖りゆうこ館を開いたのが創始。昭和三年(一九二八)国鉄長輪おさわ(現JR室蘭本線)が開通し、翌四年一月に洞爺湖電気鉄道が虻田駅(現JR洞爺駅)湖畔間に電車を運行し、観光客の増加があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「洞爺湖温泉」の意味・わかりやすい解説

洞爺湖温泉
とうやこおんせん

北海道南西部,洞爺湖町洞爺湖南岸に位置する温泉。前方に湖と羊蹄山を眺め,背後に有珠山昭和新山を控えた景勝の地である。泉質は食塩泉。泉温は約 47℃で日本有数の湯量を誇る。温泉は 1917年に開発された。大規模な旅館街が形成され,湖畔にはゴルフ場,スキー場,火山科学館などが整備されている。北海道南部の一大観光基地をなし,支笏湖登別温泉にも近い。 1977年と 2000年の有珠山の噴火で温泉町に大きな被害を生じたが復興した。支笏洞爺国立公園の中心。

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