出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
江戸末期の復古大和(やまと)絵派の画家。京都に生まれる。姓は宇喜多とも書き、名は公信(きみのぶ)、のちに可為(よしため)と改め、一蕙斎と号した。通称は内蔵輔(くらのすけ)。復古大和絵派の創始者、田中訥言(とつげん)に画技を学び、当時の画壇の粉本主義に飽き足らず直接古典にあたることによって大和絵を復興しようとした。代表作としては『子日遊図屏風(ねのひあそびずびょうぶ)』、『四条河原夕涼図』、故事に取材した歴史画である『大堰川(おおいがわ)舟遊図屏風』などがある。そして絶筆となった『婚怪草紙絵巻』は、当時の皇女和宮(かずのみや)降嫁事件の風刺画と考えられ、一蕙の鋭敏な時代意識と、積極的な時代参加の姿勢を示している。1859年(安政6)安政(あんせい)の大獄に連座し、このため病を得て没す。
[加藤悦子]
…師の没後は嗣子光孚(みつざね)の後見役を果たし,名古屋を中心に活躍した。色彩に関する古典研究《色のちくさ》(1818)を著し,その門から浮田一蕙,渡辺清(1778‐1861)らが出た。眼病に苦しみ,失明を苦に自殺したとも伝えられる。…
…江戸後期から幕末に活躍した田中訥言(とつげん)とその門人浮田一蕙,渡辺清(1778‐1861),訥言に私淑した岡田為恭(ためちか)らの画家を指していう。大和絵の原典に接してその模写を精力的に行い,土佐派,住吉派ら既存の大和絵流派にとらわれず,源流をさかのぼって古典に規範を求め,活力ある大和絵の創造を試みたことに特色がある。…
※「浮田一蕙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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