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消費者余剰 しょうひしゃよじょう consumer's surplus

翻訳|consumer's surplus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

消費者余剰
しょうひしゃよじょう
consumer's surplus

消費者が財を消費して得る利益を貨幣で表す概念であり,財を消費して得られる効用とその財の対価として支払われる支出の差額として定義され,部分均衡分析において需給曲線と価格線によって囲まれる三角形で表される。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

消費者余剰【しょうひしゃよじょう】

consumer's surplusの訳。A.マーシャルの概念で,消費者が支払ってもよいと思う額(すなわち効用)と実際に支払う額との差。需要曲線市場価格を示す水平線,および縦軸とで囲まれる三角形の面積で示される。

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世界大百科事典 第2版の解説

しょうひしゃよじょう【消費者余剰 consumer’s surplus】

A.マーシャルにより,〈消費者がそれなしですますよりはむしろ支払おうとする金額と,彼が実際に支払う金額との差額〉と定義されている経済学上の概念。消費者余剰は,需要曲線の図を用いれば次のように表される。需要曲線とは,価格が与えられたときに消費者が財を何単位需要するかを表すものであるから,逆にみれば,財の追加単位に対して支払ってもよい,と考える貨幣量を表してもいる。さて,リンゴ1個がP*円としたとき,D*個需要すれば,支払う金額は四角形P*OD*Eの面積で表される。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しょうひしゃよじょう【消費者余剰】

消費者が財の消費から得る効用の貨幣的価値から、その財を得るのに支払った費用を引いた差額。 → 生産者余剰

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

消費者余剰
しょうひしゃよじょう
consumer's surplus

ある商品1単位について、消費者が最大限支払ってもよいと思う価格(需要価格)から、実際に支払う価格(市場価格)を差し引いた残りの金額をいう。たとえば、リンゴを店で買うと1個150円であるとする。消費者が最初の1個目のリンゴに対して最大限200円を支払ってもよいと思ったとすると、消費者の初めの1個目のリンゴの限界評価額は200円であり、実際支払うべき価格は150円であるから、最初の1個目のリンゴのもたらす消費者余剰は50円となる。通常は2個目のリンゴは最初の1個目のリンゴより小さな満足しか消費者にもたらさないであろう。したがって次の2個目のリンゴの限界評価額がたとえば180円であるとすると、2個目のリンゴの消費者余剰は30円となる。消費者は何個までリンゴを購入するだろうか。需要価格が店でのリンゴの価格より下回るならば(では4個目のリンゴのとき)、消費者はそのリンゴは購入しないであろう。つまり需要価格がリンゴの市場価格を下回らない限り、いいかえると消費者余剰がちょうどゼロとなる最後の個数までリンゴを購入するであろう。では3個目のリンゴの需要価格はちょうど市場価格150円に等しいから、消費者は結局、リンゴを3個購入することになる。このときの消費者余剰の総額は、50円+30円+0円=80円となる。リンゴの各単位に対する限界評価額、あるいは需要価格を示す曲線が、いわゆるリンゴの需要曲線である。
 このような消費者余剰の概念は、生産者余剰とともに、A・マーシャルやJ・R・ヒックスによって唱えられ、経済厚生の程度を測定するための重要な概念となったが、経済体系全体を考慮した場合には、これらの測定は一般に著しく困難になるという問題点をもっている。[内島敏之]
『J・R・ヒックス著、早坂忠・村上泰亮訳『需要理論』(1958・岩波書店) ▽A・マーシャル著、馬場啓之助訳『経済学原理』全4巻(1965~67・東洋経済新報社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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