日本大百科全書(ニッポニカ) 「ちゃんぽん」の意味・わかりやすい解説 ちゃんぽん 長崎の名物料理。汁の多い麺(めん)料理の一種である。明治30年代に長崎に住む中国人により考案されたものといわれている。麺は長崎特有のちゃんぽん玉という中華麺が用いられる。具はイカ、エビ、かまぼこ、豚肉、もやし、ニンジン、キクラゲ、ネギ、タケノコ、キャベツなどを適宜用いる。適当な大きさに切った具をラードで炒(いた)め、豚骨(とんこつ)でとったスープと堅めにゆでたちゃんぽん玉を入れ、塩、こしょう、砂糖などで調味する。同じく長崎名物の皿うどんに似ているが、皿うどんはスープを少なくしてかたくり粉でとろみをつけ、炒めた中華麺にかける。[河野友美] ちゃんぽん 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例