溶剤・溶材(読み)ようざい

精選版 日本国語大辞典 「溶剤・溶材」の意味・読み・例文・類語

よう‐ざい【溶剤・溶材】

〘名〙
物質を溶かすのに用いる液体状のもの。溶液溶媒に相当するが、普通はアルコール・揮発油・ベンジン・エーテルなどの有機溶剤をさす。使用目的により、抽出剤吸収剤洗浄剤展色剤などと呼ばれる場合もある。美術では、絵具顔料を溶く材料で、油彩画における油、水彩画における水などをいう。
※七新薬(1862)一「然れども用に臨て新に之を製するか、若くは溶剤を用ふるの解析さるることなきに如かず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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