日本歴史地名大系 「瀧安寺」の解説
瀧安寺
ろうあんじ
〔霊場箕面山〕
瀧安寺のある箕面山は、北摂山地から流れる箕面川の渓谷一帯の山地で、谷の入口から約二キロの所に名勝箕面滝があり、滝の信仰に由来する霊山として古くから知られていた。箕面山の史料上の初見は、「扶桑略記」応和二年(九六二)四月条で、比叡山の内供奉十禅師千観が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
瀧安寺のある箕面山は、北摂山地から流れる箕面川の渓谷一帯の山地で、谷の入口から約二キロの所に名勝箕面滝があり、滝の信仰に由来する霊山として古くから知られていた。箕面山の史料上の初見は、「扶桑略記」応和二年(九六二)四月条で、比叡山の内供奉十禅師千観が
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大阪府箕面(みのお)市箕面にある天台宗系の寺。箕面山吉祥(きちじょう)院と号し、「ろうあんじ」とも「みのおじ」とも称する。本尊は弁財天。650年(白雉1)役小角(えんのおづぬ)の開創と伝えられる。修験道(しゅげんどう)の霊場で、平安中期に千観が請雨(しょうう)法を修したことで知られ、隠岐(おき)に配流された後醍醐(ごだいご)天皇の帰還を護良(もりよし)親王が祈願させ、そのとき境内の三滝の景勝によって瀧安寺に改めたという。1595年(文禄4)兵火で焼失したが1603年(慶長8)再興され、1656年(明暦2)に後水尾(ごみずのお)天皇の御願で弁財天堂が建てられ、竹生島(ちくぶしま)、江島(えのしま)、巌島(いつくしま)とともに四所弁天といわれる。如意輪観音坐像(にょいりんかんのんざぞう)(国重要文化財)はじめ什物(じゅうもつ)が多い。寺域は幽寂な渓流と楓樹(ふうじゅ)が多く、紅葉の名所で、近くに箕面ノ滝がある。
[塩入良道]
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