コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

瀬戸田 せとだ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

瀬戸田
せとだ

広島県南東部,尾道市南西部の旧町域。三原市の沖合いの生口島の大半と高根島からなる。 1889年町制。 1955年南生口村と合体。 2006年尾道市に編入。瀬戸内海航路に沿う古くからの港町で,造船業が行なわれる。江戸時代から海岸の低地に塩田が開かれていたが,1950年代に廃止。レモン,ミカンの栽培が盛んで耕地の大部分を占める。向上寺 (三重塔は国宝) や光明坊 (十三重塔は国指定重要文化財) など古刹が多い。なかでも,十数点の国指定登録有形文化財を有する耕三寺は,飛鳥から江戸時代の代表的寺院建築様式が取り入れられており,「西の日光」と称され観光客が多い。南部の観音山 (472m) は瀬戸内海国立公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

瀬戸田
せとだ

広島県南部、豊田(とよた)郡にあった旧町名(瀬戸田町(ちょう))。現在は尾道(おのみち)市の一地区。瀬戸内海芸予(げいよ)諸島の生口(いくち)島の大部分と北接する高根(こうね)島からなる。旧瀬戸田町は1889年(明治22)町制施行。1937年(昭和12)西生口村、1944年北生口、名荷(みょうか)、高根島の3村、1955年南生口村と合併。2006年(平成18)尾道市に編入。本土の尾道市、三原市などとの間に定期船便があり、生口島には国道317号が通じる。1991年(平成3)瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の生口橋が完成し、因島(いんのしま)大橋を通じて本土と陸続きとなった。さらに多々羅大橋で大三島とも結ばれる。柑橘(かんきつ)類の栽培と造船業が行われる。生口島北西岸にある中心地区の瀬戸田は、中世から海運業で栄えた地。向上(こうじょう)寺は1403年(応永10)建立の古寺で、国宝の三重塔がある。西の日光とよばれる耕三(こうさん)寺は、島出身の金本耕三(かねもとこうぞう)が1938年に建立したもので、博物館が併設されている。また近くには、同じく島出身の画家平山郁夫(いくお)を記念した平山郁夫美術館がある。南岸の御寺(みでら)地区には法然(ほうねん)(源空)ゆかりの光明坊(こうみょうぼう)があり、阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)と十三重塔は国の重要文化財に指定されている。[北川建次]
『『瀬戸田町史』全4巻(1997~2003・瀬戸田町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

瀬戸田の関連キーワード瀬戸田レモンケーキ島ごころ広島県尾道市瀬戸田町垂水広島県尾道市瀬戸田町荻アイスなくりーむパン三原屋貞右衛門平山郁夫美術館第5北川丸事故耕三寺博物館広島県尾道市瀬戸のしずく瀬戸田[町]島ごと美術館アガード石高根みかん安岐[町]尾道(市)田中藤六内海造船休浜法佐木島

今日のキーワード

歌舞伎町ブックセンター

東京都新宿区歌舞伎町にある、ホストやホステスが書店員として接客する書店。歌舞伎町でホストクラブを運営するスマッパグループの事務所1階にあるイベント・カフェスペース「jimushono1kai」に併設さ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

瀬戸田の関連情報