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狗奴国 くぬのくに

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

狗奴国
くぬのくに

「くなのくに」ともいう。『魏志倭人伝』にみえる原始的部族国家の一つ。邪馬台国の南にあって,邪馬台国には所属せず,男子を王とする。断髪,文身の漁業民の国。古くは本居宣長の伊予風見郡河野郷説から,三宅米吉の毛野国説,笠井新也の熊野説,九州の熊襲 (くまそ) 説などがある。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

狗奴国

中国の史書・魏志人伝に記されている国。男子を王とし、狗古智卑狗(くこちひこ)という官がいた。卑弥呼と狗奴国の男王・卑弥弓呼(ひみここ)は対立し、常に交戦状態にあったという。2009年、名古屋大と愛知県埋蔵文化財センターの研究グループが濃尾平野の遺跡群の土器の年代を測定。女王・卑弥呼が没したとされる西暦250年前後と重なったとする調査結果を発表した。

(2013-04-18 朝日新聞 朝刊 岐阜全県 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

狗奴国【くなこく】

3世紀の(わ)の中の一国。《魏志倭人伝(ぎしわじんでん)》によれば,邪馬台(やまたい)国の南に位置し,男子を王とし,邪馬台国と対立していた。肥後(ひご)国球磨(くま)郡の地とみるのが妥当か。

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世界大百科事典 第2版の解説

くなこく【狗奴国】

3世紀の倭の中の一国。邪馬台国の南に位置し,邪馬台国と対立していた。《魏志倭人伝》に〈其の南に狗奴国有り,男子を王と為す。其の官に狗古智卑狗有り〉〈倭の女王卑弥呼,狗奴国の男王卑弥弓呼と素より和せず〉などとみえる。狗奴国を肥後国球磨郡,伊予国風早郡河野郷,肥後国菊池郡城野郷,毛野国などとする諸説があるが,《日本書紀》景行天皇18年4月条にみえる熊県の地,後の肥後国球磨郡の地とみるのが妥当か。【佐伯 有清】

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大辞林 第三版の解説

くなこく【狗奴国】

くぬこく【狗奴国】

三世紀に、邪馬台国の南にあったという国。男王が支配し、邪馬台国と対立していた。くなこく。くなのくに。

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