大学事典 「獨協大学」の解説
獨協大学[私立]
どっきょうだいがく
Dokkyo University
1964年(昭和39)カント哲学の権威である天野貞祐を初代学長として設立。設立者の学校法人獨協学園は1883年(明治16)に設立された獨逸学協会学校を起源としており,その学園創立80周年を機に開学した。建学の理念は,天野貞祐が提唱した「大学は学問を通じての人間形成の場である」とする。語学の獨協として外国語教育を重視し,学部・学科横断型の教育システムである全学共通カリキュラムを採用して,国際的教養を備えた高度専門人材の育成に努めている。2016年(平成28)5月現在,4学部3研究科および法科大学院に8815人の学生を収容する。埼玉県草加市のキャンパスは全学部全学科がまとまった「オールインキャンパス」で,全学生が4年間一つのキャンパスで学生生活を送ることから,学部・学科を超えた幅広い学びや交流が可能である。
著者: 戸村理
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報