玩具絵(読み)オモチャエ

デジタル大辞泉 「玩具絵」の意味・読み・例文・類語

おもちゃ‐え〔‐ヱ〕【玩具絵】

江戸時代末から明治時代まで多くあった、子供対象とした一種絵草紙。1枚の紙に、種々の品物動植物・着せ替え人形・組み立て絵・年中行事などが印刷してあった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「玩具絵」の意味・読み・例文・類語

おもちゃ‐え ‥ヱ【玩具絵】

〘名〙
① 子供のおもちゃにした武者絵、変わり絵などをいう。凧づくし、魚づくし、着せかえ人形などがある。
版画技法(1927)〈平塚運一〉版画概説「子供の玩具絵だとか安物絵双紙のやうなものは」
② 江戸時代、大人の遊びものにした一種の絵。切抜絵春画などを小さくして贈り物にしたもの。

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