雷雨の最中に現れる光球。きわめて不可解な現象として知られ、直径は20センチメートル程度がもっとも多く、色は橙(だいだい)から青白までさまざまであるが、昼でもはっきり見えるほど明るい。出現は落雷点付近に多いが、かならずしも落雷のときとは限らない。毎秒2~3メートルの速さで不規則に動き、ときには家の中にも入ってくる。寿命は数秒から数十秒。消滅時に爆発音をたてることもある。人や物に接触した場合の作用もまちまちで、火傷や焼痕(しょうこん)を残すこともあり、また痕跡を残さないこともある。成因や構造についてはプラズマ説などの理論的仮説がいくつかあるが、まだ定説はない。
[三崎方郎]
『ジョルジ・エゲリ著、板井一真訳『謎の発光体 球電』(1990・丸善)』▽『B・M・スミルノフ、大槻義彦、大古殿秀穂著『火の玉の科学』(1994・共立出版)』
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新