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琳阿弥 りんあみ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

琳阿弥 りんあみ

?-? 南北朝-室町時代の連歌師,曲舞(くせまい)作者。
足利義満につかえ,東寺と幕府の仲介役などもはたす。曲舞の作品に「東国下(くだり)」「西国下」があり,その作風は世阿弥の能の完成に影響をあたえたといわれる。連歌は救済(ぐさい)門下。通称は玉林(たまりん)。

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世界大百科事典 第2版の解説

りんあみ【琳阿弥】

南北朝末期の地下(じげ)の遁世者。生没年不詳。通称を玉林(たまりん)といい足利義満に仕えた。連歌や和歌に堪能であり,能の独立の謡物(うたいもの)である曲舞(くせまい)謡(曲舞)の作詞をも手がけた。すなわち,連歌師としては救済(ぐさい)門人の一人に数えられ(《古今連談集》等),歌人としての活動には,1375年(天授1∥永和1)から翌年にかけて,時衆(時宗)の四条道場金蓮寺の4代住職浄阿の主催した月並歌会に,同じく救済門下の眼阿,相阿らの地下連歌師とともに参会したことが知られる(《熱田本日本書紀紙背和歌》)。

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世界大百科事典内の琳阿弥の言及

【世阿弥】より

…世阿弥の可憐さが5,6歳年長だった義満を魅了したらしい。義満の世阿弥寵愛は尋常でなく,彼の勘気にふれて東国を流浪していた連歌師の琳阿弥は,世阿弥に自作の謡(うたい)を義満の御前で謡ってもらって勘気を許されている。足利武将らも将軍の機嫌をとるために世阿弥を引き立てたし,北朝公家の代表格の二条良基も13歳の世阿弥に〈藤若〉の名を与え,自邸の連歌会に藤若を加えてその句を激賞したりしている。…

【南阿弥】より

…彼はこの後も観阿弥らにしばしば芸事上の助言を与え,時にはみずから作曲するまでに親炙(しんしや)し,猿楽能,田楽の道の者から〈節ノ上手〉と称揚されるほどであったという。すなわち,義満近侍の遁世者琳阿弥(りんあみ)作詞の《東国下りの曲舞》の作曲を担当し,藤若(ふじわか)と名のって義満の愛顧を得ていた幼少の世阿弥にこれを御前で謡わしめて,琳阿弥に対する義満の勘当を解かしめたこと,《地獄の曲舞》を作曲したことなどが知られる(以上,《申楽談儀(さるがくだんぎ)》ほか)。 この南阿弥をモデルとするのが,御伽草子の《猿源氏草紙》に登場する〈海老名のな阿弥〉である。…

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