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北朝鮮、黄海南道(こうかいなんどう/ファンヘナムド)にある都市。江華湾(こうかわん/カンホワマン)に臨み、市街地は北に首陽山(899メートル)、南に南山(122メートル)を控え、東西側がわずかにすり鉢形に開いている。海州はもと孤竹といわれていたが、高麗(こうらい)の太祖王建のとき(940)、大海に面しているので海州に改められた。当時は対中国貿易の中心地として交易が盛んであったが、1906年新設の京義線(ソウル―新義州)から外され発展が遅れた。のちに黄海線が開通し、延白・載寧平野の穀倉地帯と前面に延坪島(えんぺいとう/ヨンピョンド)のグチの大漁場を控え、黄海道の代表的な物資集散地となった。54年黄海道が南北2道に分離され南道の中心都市となった。市内には道人民委員会、国立病院、海州医大、師範大と製錬所、セメント工場がある。古都として名所古跡も多く、1526年建立の芙蓉(ふよう)堂のほか、石氷庫、海州九層塔と百済(くだら)清風碑がある。
[魚 塘]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…朝鮮八道の一つである。独立後,朝鮮民主主義人民共和国に属し,行政的には載寧江を境に,東を黄海北道(道都沙里院),西を黄海南道(道都海州)に分割されている。
[自然]
北東から南西方向へ走る彦真,滅悪二つの山脈は北部こそ1000mほどの高さをもつが,大部分は500m以下の残丘性の山地を連ねている。…
※「海州」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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