生花苗沼
おいかまないぬま
大樹町北東海岸部、生花苗川最下流に形成された湖沼。周囲一二・二キロ、面積一七五平方キロの浅い汽水湖。海岸に沿って長さ三キロ、幅一〇〇メートルほどの細長い砂洲で太平洋に面している。前近代の文献には「ヲイカマイ沼」(木村「蝦夷日記」寛政一〇年六月一六日条)、「ヲユカマイトウ」(板本「東蝦夷日誌」)などとみえる。板本「東蝦夷日誌」には「沼周一里余、風雨の時、沼口破れ舟渡しとなる也」とあり、「東蝦夷地場所大概書」には、東武井(トウブイ)と「尾払との間に三ヶ所の沼有。大沼也。おゐかまい ゆうとふ ちやうぶしと言う。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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生花苗(おいかまない)沼
北海道広尾郡大樹町、帯広南東部の太平洋岸にある周囲約12キロメートルの潟湖。アイヌ語では「オイカマナイトウ」。シジミが名物。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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