田沢温泉(読み)タザワオンセン

デジタル大辞泉 「田沢温泉」の意味・読み・例文・類語

たざわ‐おんせん〔たざはヲンセン〕【田沢温泉】

長野県小県ちいさがた青木村にある温泉別所温泉近くにある。泉質硫黄泉

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精選版 日本国語大辞典 「田沢温泉」の意味・読み・例文・類語

たざわ‐おんせんたざはヲンセン【田沢温泉】

  1. 長野県中北部、小県(ちいさがた)青木村にある温泉。奈良時代から知られる古湯。泉質は単純硫黄泉。

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日本歴史地名大系 「田沢温泉」の解説

田沢温泉
たざわおんせん

[現在地名]青木村大字田沢 湯本

十観じつかん(二八四・五メートル)山麓の谷あいに湧出する単純硫化水素泉。湯源は有乳うち湯・仙人やまびと湯・はらみ湯の三ヵ所がある。

宝永三年(一七〇六)村差出帳(上田藩村明細帳)に「当村ニ湯三坪御座候、但普請之儀ハ、諸事御地頭様ヨリ被遊候、人足之儀ハ、御領分わり人足被下候」とあり、なお「上田迄湯本ヨリ本駄ちん百四十四文、から尻九十二文」と特筆しているところをみれば、近世初頭から藩主は藩直営の事業としてこの温泉の普請などを行っており、城下町との交通も多かったことがうかがわれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「田沢温泉」の意味・わかりやすい解説

田沢温泉
たざわおんせん

長野県東部、小県(ちいさがた)郡青木村にある温泉。田沢・沓掛温泉として国民保養温泉地に指定。上田盆地西縁、三方を山に囲まれた閑静な地にある。歴史は古く、7世紀後半に役小角(えんのおづぬ)が発見したといわれるが、奈良時代の東山道(とうさんどう)の通過によって発見されたものであろう。泉質は硫黄(いおう)泉。付近には石仏で知られた修那羅(しょなら)峠や別所温泉(上田市)がある。JR北陸新幹線上田駅からバスの便がある。

[小林寛義]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「田沢温泉」の意味・わかりやすい解説

田沢温泉
たざわおんせん

長野県中部,上田盆地の西端にある温泉。青木村に属する。泉質は硫黄泉。泉温 49℃。子宝の湯として知られる。国民保養温泉地に指定されている。

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