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蓼科山 たてしなやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蓼科山
たてしなやま

立科山とも書く。また諏訪富士別称をもつ。長野県中部,茅野市立科町の境界にある火山標高 2531m。複式火山で,中腹以下は複輝石安山岩のコニーデ型,山頂部は角閃安山岩のトロイデ型を示す。かつては山岳信仰の対象で,山頂に蓼科神社がある。山腹には広い高原を展開し,北西から西方,南方にかけては蓼科高原と呼ばれて,八ヶ岳中信高原国定公園の中心をなす観光保養地となっている。

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デジタル大辞泉の解説

たてしな‐やま【蓼科山】

長野県中東部、八ヶ岳連峰北端の火山。標高2530メートル。諏訪(すわ)富士。

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百科事典マイペディアの解説

蓼科山【たてしなやま】

長野県中部の火山。立科山,諏訪富士とも呼ばれる。標高2531m。八ヶ岳火山群の北に続き,成層火山の上に角セン安山岩の溶岩円頂丘がのる。南西麓は蓼科高原で,蓼科温泉郷があり,西は白樺湖,霧ヶ峰に続く。
→関連項目佐久[町]佐久盆地立科[町]筑摩山地茅野[市]日本百名山

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世界大百科事典 第2版の解説

たてしなやま【蓼科山】

長野県中央部,八ヶ岳連峰の北にある標高2530mの火山。古い成層火山の古八ヶ岳の上に,角セン石安山岩の溶岩円頂丘がのり,山頂に直径約100mの火口跡がある。山容から諏訪富士ともいわれ,伊藤左千夫の〈信濃には八十の高山ありと言へど女の神山の蓼科我れは〉はこの山の西側からの美しさを歌ったものである。降水や湧水が豊富なため,農業用水源となって北佐久・諏訪両地方の水田をうるおしている。蓼科山の南西麓,標高1200~1800mの緩斜面を蓼科高原といい,滝ノ湯,小斉(こさい),親湯(しんゆ)などの蓼科温泉郷や,その南の渋川に沿った奥蓼科温泉郷,ともに農業用の人造湖である蓼科湖白樺湖などを中心とした一大観光地となっている。

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大辞林 第三版の解説

たてしなやま【蓼科山】

長野県中央部、八ヶ岳山群北部の火山。海抜2530メートル。諏訪すわ富士。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕蓼科山(たてしなやま)


長野県中部、八ヶ(やつが)岳連峰の北に位置する成層火山。標高2530m。八ヶ岳中信(ちゅうしん)高原国定公園に属す。諏訪(すわ)富士ともよばれ、深田久弥(ふかだきゅうや)「日本百名山」の一つ。北西麓(ほくせいろく)には人造湖の白樺(しらかば)湖があり、南西麓にある蓼科高原・蓼科湖・蓼科温泉郷付近で開発された別荘地とともに一大リゾートを形成する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蓼科山
たてしなやま

長野県中東部、八ヶ岳(やつがたけ)連峰の北端にある山。標高2531メートル。富士山型火山で、南方は八ヶ岳連峰に続くが三方は広大な裾野(すその)を形成し、諏訪(すわ)富士ともよばれる。八合目あたりまでは富士山型であるが、その上は鐘状火山の形式を示している。頂上は岩石が多く、蓼科神社の奥社がある。富士山、日本アルプス、浅間火山、秩父山塊などが展望できる。山頂付近はハイマツが多いが、山腹はトウヒ、シラビソやダケカンバ、シラカンバなどの樹林である。北東の裾野は東蓼科高原、南の裾野は蓼科高原とよばれる。蓼科温泉や大河原(おおがわら)峠からの登山コースがあり、片道約3時間の行程。[小林寛義]

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