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白頭山 ハクトウサン

デジタル大辞泉の解説

はくとう‐さん【白頭山】

ペクトサン

ペクト‐サン【白頭山】

朝鮮民主主義人民共和国と中国との国境にある山。長白山脈主峰。標高2744メートル。頂上に火口湖の天池がある。長白山。はくとうさん。

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百科事典マイペディアの解説

白頭山【はくとうさん】

朝鮮北部,中国との国境にある朝鮮第1の高山。長白山脈中の最高峰で標高2744m。第三紀末の火山活動による溶岩円頂丘で,頂上に天池(カルデラ湖)があり,松花江の水源をなす。
→関連項目間島朝鮮摩天嶺山脈

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世界大百科事典 第2版の解説

はくとうさん【白頭山 Paektu‐san】

中国と朝鮮の国境にある山。長白山脈(長白山)の主峰で,標高2744m。頂上付近に周囲約2kmの天池または竜王潭と呼ばれるカルデラ湖がある。新生代第三紀から第四紀にかけての火山活動で生じた火山だが,現在は死火山。元来1500m内外の火山岩台地の上に噴出したアルカリ粗面岩鐘状火山だったが,さらにその上に噴出した玄武岩によって楯状火山となった。上層部を軽石層が広く覆い,白く見えるところから白頭山の名が由来した。

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大辞林 第三版の解説

はくとうさん【白頭山】

ペクトゥサン【白頭山】

朝鮮民主主義人民共和国と中国との国境に位置する高峰。長白山脈の最高峰。鴨緑江おうりよくこうと豆満江トマンガンの分水嶺をなし、頂上には火口湖の天池がある。海抜2744メートル。長白山。はくとうさん。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

白頭山
はくとうさん

ペクトゥ(白頭)山」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

白頭山
はくとうさん / ペクトサン

北朝鮮と中国の国境にまたがる火山で、朝鮮第一の高峰。標高2744メートル。山頂には天池とよばれる直径約5キロメートルのカルデラ湖が存在する。玄武岩の溶岩台地上に形成された成層火山。
 過去4000年の間に大規模な噴火を3度繰り返した。西暦1000年ごろにおきた噴火は白頭山の1万年間の噴火史上で最大のもので、アルカリ流紋岩(りゅうもんがん)質マグマと粗面岩(そめんがん)質マグマの噴火が約1年の間に立て続けにおこったと考えられている。火山爆発指数は7とされ、約150立方キロメートルの軽石が放出された。そのときの火山灰は、日本の東北地方北部や北海道でも数センチメートルの厚さで堆積(たいせき)している。カルデラはこの噴火で形成されたと考えられる。1597年、1668年、1702年、1898年、1903年にも噴火した記録がある。
 白頭山地域では、2002年ごろから地震回数が増加し、GPS(全地球測位システム)観測によって山頂部の膨張が捉えられており、近い将来、噴火の可能性が危惧されている。
 山の中腹から頂上にかけて白い軽石に覆われているので、白頭山の名がついたという。山頂から南方にかけて大臙肢(だいえんし)峰(2360メートル)、小臙肢峰(2133メートル)の寄生火山がある。白頭山の最高峰は将軍峰で、望天吼(ぼうてんこう)(2651メートル)、白岩山(2741メートル)、遮日峰(2735メートル)とともに天池を囲んでいる。天池は海抜2257メートルにあり、南北5キロメートル、東西4キロメートル、湖水の周囲18.7キロメートル。深度は約300メートル、水温は表層で7.2℃(夏)。天池の水は北側の撻門(たつもん)を流れ、松花江(しょうかこう)の源流をなしている。
 白頭山の山林限界線は、2100メートルの上部が高山草原帯、下部は順次、高山低木帯、上部針葉林帯、中部針葉林帯、下部針葉林帯に区分されている。動物は西シベリア亜地帯に属し、密林中にはチョウセントラ、シカ、オオヤマネコ、ノロなど、鳥類はフクロウ、ライチョウ、キツツキが生息している。
 白頭山は別名不咸(ふかん)山、太白山ともいう。また中国ではチャンパイシャン(長白山)とよび、満洲族はコオレミンサンエンウレン(果勒敏珊延阿林)とよび、清(しん)朝の発祥地として崇(あが)めている。[魚 塘・中田節也]

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世界大百科事典内の白頭山の言及

【吉林[省]】より

…地勢は南東に高く,北西に向かって低くなる。東部は長白山地からなり,主峰は標高2691mの白頭山で,朝鮮との国境にそびえる火山である。火口湖の天池は松花江の源流をなす。…

【長白山】より

…北東~南西に走る平行山脈からなり,古い褶曲山脈が火山活動と河川の浸食をうけて形成されたものである。国境を走り,主峰白頭山(2744m)をいただく狭義の長白山脈のほか,完達山,穆棱窩集嶺,老爺嶺,張広才嶺,吉林哈達嶺,老嶺などを含み,紅松など森林が繁茂し,毛皮獣に富み,多様な鉱物資源を豊富に埋蔵する。【河野 通博】 朝鮮側では白頭山から南南東に走る山脈を摩天嶺山脈といい,これと長白山脈をのせる台地は,東西240km,南北400kmに達する広さをもち,朝鮮の屋根とされている。…

※「白頭山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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