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硫化スズ りゅうかスズ tin sulfide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫化スズ
りゅうかスズ
tin sulfide

(1) 硫化スズ (II) ,硫化第一スズ  SnS 。灰黒色の結晶,あるいは黒色無定形粉末。融点 880℃,沸点 1230℃。比重 5.08。水に不溶。水酸化アルカリおよび硫化アルカリ溶液と反応しない。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫化スズ
りゅうかすず
tin sulfide

スズと硫黄(いおう)の化合物。2価と4価のものが知られる。
(1)硫化スズ() スズ()塩の酸性溶液に硫化水素を通ずると水和物として得られる。褐黒色の結晶。水素により金属に還元され、空気中で熱すると酸化スズ()になる。硫化アルカリには不溶だが、ポリ硫化アンモニウム(黄色)に溶けてチオスズ酸塩を生じる。酸性にすると硫化物が沈殿する。濃塩酸に溶ける。
(2)硫化スズ() 化学式SnS2、式量182.8。スズ()塩溶液に硫化水素を通して得られる。工業的にはスズ箔(はく)、硫黄華、塩化アンモニウムを融解してつくられ、黄金黄色のうろこ状物質で、金箔、金粉の代用品として用いられることがあり、偽金あるいは彩色金mosaic goldともよばれる。黄金色、六方晶系の鱗片(りんぺん)状結晶。空気中で安定である。王水、熱アルカリ、硫化アルカリ溶液に溶ける。
(3)三流化二スズ 化学式Sn2S3。式量333.6。硫化スズ()と計算量の硫黄の混合物を強熱して得られる黄色結晶。比重4.9。SnIISnIVS3である。濃塩酸でSnSとSnS2になる。[守永健一・中原勝儼]

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