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硫化ナトリウム りゅうかナトリウム sodium sulfide

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硫化ナトリウム
りゅうかナトリウム
sodium sulfide

化学式 Na2S 。硫化ソーダともいう。無水塩は無色立方晶系結晶。吸湿性が強く,不安定で,空気に触れると変色する。衝撃あるいは急激な加熱により爆発することがある。比重 1.86,融点 950℃。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

りゅうかナトリウム【硫化ナトリウム sodium sulfide】

ナトリウムと硫黄の化合物で,一硫化物のほかにポリ硫化物が知られている。
一硫化ナトリウムsodium monosulfide]
 化学式Na2S。無色立方晶系の結晶。アンチ蛍石型構造,格子定数a=6.526Å。融点1180℃。比重1.86。潮解性。水100gへの溶解度18.06g(18℃)。エチルアルコールに微溶。エーテルに不溶。水溶液加水分解のため強いアルカリ性を呈し,酸によって硫化水素を発生する。

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大辞林 第三版の解説

りゅうかナトリウム【硫化ナトリウム】

液状アンモニア中でナトリウムと硫黄を反応させて得られる無色の結晶。化学式 Na2S 吸湿性が強く空気中で変色する。市販品は九水和物。無色・潮解性の結晶で硫化水素の臭気がある。ニトロ化合物の還元、硫化染料の製造などに用いる。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硫化ナトリウム
りゅうかなとりうむ
sodium sulfide

ナトリウムと硫黄(いおう)の化合物。通常はナトリウムの一硫化物のことをいい、他はポリ硫化ナトリウムとよばれる。水酸化ナトリウムの水溶液に硫化水素を飽和させて硫化水素ナトリウムの水溶液とし、当量の水酸化ナトリウムを加えて48℃以下で濃縮すると、九水和物が得られる。それ以上の温度では六水和物、5.5水和物などが晶出する。無水和物とするには水素気流中で加熱脱水する必要がある。ナトリウムと硫黄の直接反応によっても得られるが、工業的には無水硫酸ナトリウムを石炭粉末で熱還元する方法が行われる。白色または淡紅色の粉末。空気中で酸化されてチオ硫酸ナトリウムに変わる。水に溶け、エタノール(エチルアルコール)にわずかに溶けるがエーテルには不溶。水溶液は強アルカリ性を呈し、硫黄を溶解して黄色のポリ硫化ナトリウムNa2Sx(xは2、3、4、5)を生成する。酸を加えると硫化水素を発生する。硫化染料の製造、ニトロ化合物の還元、皮なめしの脱臭剤、写真のセピア調色剤、陽イオンの系統的定性分析用試薬などに用いられる。[鳥居泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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